初回車検時にLLCの交換は必要?
結論から言えば初回車検時にLLCの交換は必要です。LLCはエンジンにとって大変重要な役割を担っているからです。もちろん、LLCを交換しなくても保安基準に適合していれば車検は通ります。しかしながら、車検後にも安心してクルマを使用するためも、初回車検時にはLLCの交換をした方が良いでしょう。
LLCの交換はなぜ必要
LLCはエンジンの熱や、リザーバータンクで空気と触れることにより、使用とともに酸化していきます。また、腐食防止のための添加剤も徐々に減少していき防錆性能が低下していきます。これらは、走行距離が少なくても経年変化で劣化していきます。LLCを交換しないでそのまま使用を続けるとサビや水垢が発生してラジエーターのつまりによるオーバーヒートを起こす原因となります。また、ラジエーターを腐食させ穴を開けてしまうこともあります。オーバーヒートなどのエンジンにとっての重大なトラブルを防止するために定期的なLLCの交換が必要になります。
LLCの交換時期
LLCの本来の性能を保つためには、定期的な交換が必要です。初回は3年目の車検時が交換時期となります。それ以降は2年ごとの交換となりますから車検ごとに交換するといいでしょう。なお、トヨタのスーパーLLCなどは長寿命タイプのLLCとなります。長寿命タイプのLLCは交換サイクルが異なりますので、よほど走行距離が多くない限り初回車検時の交換の必要がありません。