初回車検時のベルトについて
ベルトと言ってもクルマに使われているのは、ファンベルトだけではありません。車種によって多少の違いはありますが、ファンベルトに加えパワステベルトとエアコンベルトがあります。また、これらのベルトを1本のベルトでまかなうサーペンタインベルトを採用しているクルマもあります。これらのベルトは初回車検時に必ずしも交換する必要はありません。ただし、ベルトに亀裂があるようなら交換したほうが良いでしょう。交換をしないと亀裂が進行して最終的にはベルトが切れてしまいます。ベルトが切れてしまうとエアコンやパワステが効かなくなるだけでなく、発電ができなくなりバッテリーが上がったり、ウォーターポンプが回らずオーバーヒートを起こしたりします。
初回車検時のカップについて
カップとは、ブレーキのホイールシリンダー内部のゴム製の消耗部品です。カップは一昔前までは定期交換部品でしたが、今はブレーキフルードの漏れがある場合やホイールシリンダーに固着などの異常がある場合しか交換の必要がありません。初回車検時にこれらの不具合が発生することはないに等しいでしょう。しかしながら、これらの不具合が発生している場合は、カップの交換が必要です。ブレーキフルードが漏れた状態では、制動力が低下します。また、最悪の場合ブレーキが全く効かなくなって大変危険です。